2009年07月23日(木) 【禁忌の中に幽閉された自由を見つめれば不自由にも気付くだろう】 7月21日、火曜日。 恐らくは幾日も前から響いていたであろう蝉が奏でる夏の声に漸く気付いた私は、色鮮やかな季節と 永劫不変の風物詩さえも雨雲に飲まれたかのように灰色く上の空だった。 打つ手なく天を仰ぐお手上げの状態も深夜になり幾分救われた。 「ならば遥か雲を掴みに参りましょう」 孤立無援でもない苦界を往きしそう想う。感謝して居ります。 7月22日、水曜日。 朝、皆既日食やらと日本中大騒ぎ。連れない私は日食より日出る国の落日を案じる。 夕方、実家にて。 兄(42歳)がドラクエの新しいのを買ったと言うので「クリアしたら貸せ」と申したところ 「冒険は永遠に続くのだよ」などと三流文士のような屁理屈を返してきた。 「君を兄と思うのは今日でお終いにする。路頭に迷えばよい」という呪文を唱えながら実家を後にした。 夜、仕事の合間。近くリリースを予定しているライブ音源(cassette)についてレーベルと細部の打ち合わせ。 遡り7月20日、月曜日。 朝からライブ音源のマスタリングをしにメンバーとスタジオへ。 昼食を済ませ古本屋へ行った帰り際、駐車場にて隣の隣に停めてあった車のガラスが叩き割られてた…プチマッドマックス。 夕方からバイトへ。頭かゆい。 更に遡り7月18日、土曜日。 「破戒異伝子」仙台遠征。 昔から来たかった仙台には今も素晴らしいバンドが存在した。 福島や山形の仲間も来ていて仙台/東京/岡崎、11バンドによる真剣勝負。 SACRIFICEとの対バンも4年半振りか。東北の英雄/TOFU666先輩もバンドデビュー。 どちらも素晴らしく、いずれは岡崎にも来て貰いたい。 どうであれ僕は急がなければならない。苦悩と孤独の前に自壊する日も今や遠い未来の話じゃない。 枯れ逝く前に全てやり尽くして悔いの無い人生の秋へ往こう。 32歳…早いものだ。 00:15 ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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