迷亭日乗「ゴログ」

2008年12月19日(金)
【迫真性原論爆弾について】
迫真性原論爆弾について

破戒異伝子CDが12月13日にリリースされましたが、一つ曲の内容についてご指摘を受けました。
「迫真性原論爆弾」
という曲の歌詞の中にあります

「無垢な幻想が花を咲かす頭の中にリアリティという原爆を落っことしてやりたいと思ってるの僕は」
という行について、原爆を落としたいという表現を用いる事が、反戦をスタンスとするバンドの表現として
それが皮肉であるとしても適切なのか疑問であるという指摘を、広島に住むパンクスの青年から受けました。
この件につきましては僕から彼へ本意の説明をした次第ですが、同じような解釈をされた方が
居られたらと思い、改めてこの場で説明させて頂きます。

この曲の中で僕が言う「原爆」とはタイトルにある通り原論爆弾という造語の略であり、
間違っても軽々しく大量破壊兵器を使用するというような非人道的な「暴力」とは絶対的対極の
「言論(原始、原初的で洗練されてない理屈によろうともを含み原論とした)」
で以て反動亡き日本の社会を攻撃し、民主主義の責務である
「個々が考える」意識の必要性と向上を訴えているモノです。
但し、敢えて原子爆弾を連想させるように「原爆」と同音に略した上で用いたのは完全な作為であり、
それは即ち「原爆(ゲンバク)」の持つ驚異的且つ破滅的な意味合いや言葉の響きを含み、歌詞を捉える視覚や聴覚に対して与える刺激性を
高めて訴えを強く印象付けようとしました。

誤算だったのは僕の中では十分に配慮をしたつもりで曲のタイトルにまでしたから
理解されると思ってた事が実際は甘く、被爆地に生きる人など「原爆」に対して
強い感情を抱いてる場合、言葉自体に敏感に反応されこちらの本意など関係なく
「原爆を落としたい」という表現に即座に嫌悪感を示す方も居るという事です。
読み解いてくれるだろうという希望的な思い込みで持ち出すには剰りに重たい表現だった事は
反省すべきであって、もう少し補足なりが必要だったと感じており、気分を害した人が居たなら謝りたいと思いました。
本意をご理解頂ければ幸いです。

同時に僕の書く詞にいつも真剣に向き合ってくれていて、今回冷静に指摘をしてくれた広島の彼には感謝してます。

どうもありがとう。


19:03


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