迷亭日乗「ゴログ」

2008年10月30日(木)
【時代錯誤ではなく】
「馬鹿にはされるが、真実を語るものが、もっと多くなるといい」
-葉山嘉樹-

土曜日はライブでした。
打ち上げが終わって朝まで車で寝まして、帰ってからまた寝てましたら夕方になったのでピザ屋へバイトに行き、作る係の女子アルバイト全員に無視されながら退勤時間を迎え帰宅。
味気無く日曜を終えました。

今回のライブを企画したのはバンドではなく大学生の女の子で、彼女は非常に責任感が強くしっかりしてて感心しました。
楽しかったです、ありがとう。



野心、革命、理想、執着、頑固、強情、葛藤、模索、苦悩、懊脳、不安横たわる。

例えば僕ら程度の輩が一度の集まりで、其処で交わされる会話全体の尺を100とした内、10喋る人の理屈に落ち度やら含有する与ストレス成分が3程度有るとするならば同じ場で70喋る俺からは単純に一時で21のストレスが生じましょうか。
比率はまぁ変わらないと仮定しまして、輪の中で常に余分に喋る(主張する)分、俺と深く関わる人達の感じる俺ストレスは際立って高いのだろうかと最近思う。
其れが進むとストレスはアレルギーとなり上手に補修しないと歪みが表れ関係は不安定に壊れやすくなりましょう。
何れにせよ我は見切りを付けられる者であろうと自覚する事甚だしい。

よりエゴイストに生きるというのは完全な個としての表現者であるならば幾らも通用するし、同時に表現者とはそう在らなければならない時も多々ありましょう。
しかし僕などは一人で何かを主張しても受け手を得る事は有りませんから好きな音楽形態でバンドを組み、音楽を介して表現する訳です。
我が怒りや理想、主観の受け手を微々たる数であれど外に求めようと試みます。
それにはつまり音楽的にも通じた上でこうした時折気難しくある自分の理解者たる仲間が必要であり、
仲間を得た時点で漸く最下層にある言論のリングで戦える状況が一応作れる。
「果たしてパンクが言論のリングか?」と問われそうなのが日本の悲しいトコですが僕はそう位置付けてる。
『表現の場』と言う方が適当なのでしょうが解釈が拡がり過ぎて僕は嫌だ…また鬱陶しがられますかね。
とはいえ理論闘争に明け暮れる程の頭も打たれ強さもありませんからパンクという方法論に依存してるのだろうと言われたら否定は出来ませんけど。

しかしながら先人の音楽形態を踏襲する事は暗黙の了解とされながら闘争の手段としてパンクを踏襲する事が批判されるのは甚だ疑問に感じる。
「音楽は音楽なんだから云々」と言って自らの表現から様々な問題を切り離すのは勝手。皆さんの好きな言葉で言うなら自由。
ですが革命的なモノを『否定』してしまったらパンクは負け。絶対に負けです。
語弊がありますかな?誤解せぬように言いますが、闘争を前提にしなければならないという事ではなく、そうしたスタンスを許容すらできない空気が幼稚だという事。
もう忘れられてしまったかも知れないけど、パンクは初期の段階で既に抵抗やら闘争の手段としても存立していて、
其処からお国柄やら時代を追っては現れる新感覚派の台頭で変化、多様化するのでしょう。
しかし枝がその樹の幹に対し「スマートじゃないから駄目」と否定し、葉が「そうだねそうだね」と賛同しては落ちて往く様は滑稽の極み…そりゃ枯れる。
パンクにしろクラストにしろ思考を捨てて如何に壊れるかを楽しむ事が受け手の需要だとしても其れに呼応するのは僕自身の堕落に拍車を掛けましょうし、
頭打ちのハードコア、優劣を決するのがブッチギレ具合だとするなら僕などは1回戦負けで全然構いませんが、そんな時代毎の価値観とは戦い続けたくもある。

そんな事を思う日々。


21:02


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