‡〜副管理人のSS【一次創作】〜‡

番外編1 名無しと自由人
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黒いコートを着て、フードで顔を隠した男女二名がウェイン城門の前にいた。

兵A「奴らがいたぞー!
捕まえろー!」

軍人達が一斉に二人に襲いかかった。
が、全ての軍人が地面から出て来た先端に十字架をかたどった刃がついている鎖に体を貫かれた。

ネームレス「武装魔力操作(ルークロード)使いか」

フリーマン「えぇ。
鎖以外にも使えますけど、やはりこれが一番操作し易いですね」

軍人達を貫いた鎖を操っていたのはフリーマンだった。
彼女のコートの腕からは何本もの鎖が地面に突き刺さっている。

ネームレス「ここが終わったら、服を買いに行くか。
流石に恥ずかしいだろう?」

フリーマン「以前に比べたら全然ましですよ」

鎖が金属音をたてながらコートの中に入っていく。

フリーマン「ちなみに、ターゲットはどこら辺にいるのですか?」

ネームレス「この城の王室だな。
そこら辺に魔力がかなり集中している」
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