‡〜副管理人のSS【一次創作】〜‡

第一章〜孤独な魔法使い〜
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俺はゴルド、シルバを追い返した後、ガラハドを出て近くの村に着いた。
どうやら、ここは独立した村らしく軍人が村に一人もいない。
とりあえず俺は宿を借りて荷物を置き、村の散策に出ることにした。

カイン「ここは平和だな」

村の公園に来た。
子供達がボールで遊んでいる。
大人は家事や仕事に追われている様だ。
ふと公園の入り口近くにある木を見てみると、俺と同い年くらいの少女が一人、木に背を任せて本を読んでいた。
なぜか少女に声をかけようとする子供は一人もいない。
まるで、阻害されてるようにも思える。
俺は試しに少女に声をかけてみた。

カイン「何の本を読んでるんだ?」

少女は軽く驚いた様子でこちらを見る。

少女「あなた、私が怖くないの?」

カイン「君のどこら辺が?」

少女「…あなた、変わった人ね。
私、皆から阻害されているのに。
あなたはこの村の人?」

カイン「違うよ」

少女「なら、もう私と話さない方がいいよ。
誰かに見られたら、あなたも私の様に阻害されるから」

カイン「君は何で皆から阻害されているんだ?」

少女「まわりよりも魔力が強すぎるから。
この村じゃ私は化け物と同じ扱いだし」

カイン「君は魔法使いなのか?」

少女「駆け出しだけどね」

魔法使い!
ウルベルムには魔導機関がないから初めて見た!

カイン「すごいじゃん!
少し君の魔法、見せてもらえないかな?」

少女は少しあきれた感じで言った。

少女「あのね、私が魔法を使えるからまわりから阻害されてるんだよ?
使ったらどうなるかわかる?」

しまった、そこまで考えていなかった。

カイン「うっ、ごめん」

少女「大丈夫よ」

少女は軽く笑いながら言った。
そんなに俺のリアクションがおかしかったか?

少女「笑ってごめんね。
久しぶりに人と話したからちょっと楽しくて」

カイン「俺で良ければまた話さないかな?」

少女「ありがとう。
でも、あなたいつまでも私と関わってると宿に泊めてもらえなくなるかもしれないよ?」

カイン「…多分大丈夫だよ」

あまり自信はないんだけどね。

少女「やっぱりあなた面白い人ね」

少女がクスクスと笑う。
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