光の扉

▲浴衣・・
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「佐助w今夜暇か?」
「はい??」

 いきなり主に聞かれた・・

「だ〜か〜ら・・今日は暇かと聞いてるのでござるよ?」
「ぁ〜・・残念だけど今日もお仕事があるから・・暇じゃないね〜・・何か用事でもあったの??」

 俺がそういうと旦那は少し考えるように俯き・・しばらくすると・・

「よしww佐助w今日の仕事を誰かに押し付けろww」
「はいぃ!!?」

 さわやかな笑顔で恐ろしいことをさらっと言った旦那・・こ・・怖い・・(泣)

「お・・押し付けろって言われても・・;そういうわけに行かないでしょ?・・」
「佐助・・?」
「(ビクッ・・)」

 旦那の声が変わった・・ぁ・・あれ〜・・なんだろう・・すっごく身の危険を感じて・・

「今すぐ・・躾が必要かw?」
「さ・・さいぞー!俺様の仕事お願いね〜ww;」

 天井の上にいた才蔵に無理やり頼むと・・天井の上から舌打ちしやがった・・あの野郎・・今度覚えとけよ・・

「っと・・言うことで旦那〜;;今夜のお仕事はないよ〜?」
「そうかwwならば今夜、蛍を見に行くぞw!」

 先ほどの黒いものはどこにいったのやら・・嬉々として俺に提案(と言う名の命令)をしてくる旦那・・

「蛍?ぁ〜・・・もうそんな時期だっけ・・」
「あぁwwだから佐助といこうと思ってなww」
「だからって別に今日じゃなくてm「佐助・・?」
「うれしいな〜ww旦那に誘ってもらえるなんて〜ww;」

 俺がそういうと旦那が何かを差し出してきた・・

「と言うことで佐助ww蛍を見るときはこれを着て来いww」
「ぇ?」

 差し出されたもの・・それは・・

「ぇ〜っと・・旦那〜?これは何かな〜?」
「浴衣だww」
「うん・・見たらわかるんだけど・・・これ・・男用じゃないよね・・?」
「こっちのほうが、佐助に似合うと思ったのだww」

 黒地に赤と緑の模様が入った“女物”の浴衣を差し出された俺・・しかも着て来いとまで命令されちゃったよ・・

「ぁ・・ありがとう・・;(泣き)」
「おうwwではあとでなww」

 そういって俺の部屋を出て行く旦那・・・
 このとき・・俺は旦那が年下とは思えないことを改めて思った・・・

END?
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